田植え体験を行って

スタッフの感想

周りとの協調、栽培者の苦労、仲間の励ましを実感

北辰病院救急1階フロア T・M

今回、中学生以来の田植え体験をさせて頂きました。最初は凄く楽しみな気持ちが強かったのですが、実際にやらせていただくと凄く大変な経験でした。
苗を1列植えるのに、周りの人の植え方の様子を見ながら進めていくので、自分勝手に進めていく事が出来ません。そこで周りの方々と協力する事の大切さを学ぶ事ができました。皆で植え終わっている人やそうでない人が声を掛けながら田植えを行っていく事で、周囲を見ることの大切さや協調性が必要になってくると思います。そうする事で田植えという目標を達成する事が出来るのではないかと思います。
看護においても1人の患者さまがどうすれば良くなっていくのかを医師や看護師だけでなく、リハビリ職員やケースワーカーなど他職種でチームとなり考えていく必要があると思います。その為には目標を一緒にすることが大切だと思います。今回の体験から目標達成の為に必要な事を学ぶ事が出来たと思うので今回感じた事を今後の看護に生かしていきたいと感じました。
私達はある程度育った苗を植えていましたが、あそこまでに育つにはある程度の時間や労力が必要だったと思います。今回の私達の田植え体験の為に準備をしていただいた方々ヘの感謝も忘れずにいたいです。
また、私が普段何気なく口にしている食ベ物一つ一つがどれほどの苦労をして栽培しているという事はなんとなくは感じていましたが、今回自身で田植えをさせていただき再認識させられました。私は好き嫌いが多く、食わず嫌いなものが多いです。今までは食ベられないものは残せば良いと思っていましたが、今回栽培する立場になり、栽培していただいている農家の方々に感謝の気持ちを忘れずにものを口にしていきたいと思いました。

最後の感想の所でも言わせていただいたのですが、私は田植え中に「もう無理だ」などの発言がたくさん出てしまいました。そんな中でも周りの同期の皆さんが「もう少し頑張りましょう」と励ましてくれました。そのときに同期の皆さんとのつながりや優しさを感じたと共に、自分の精神的な弱さを感じました。
今後働いていく中で辛い体験をする場面も多々あると思います。そんな中でも自分というものをしっかりともっていられるように、普段から困難などにしっかりと向き合っていけるような心を持てるように、秀峰会の一員として頑張っていきたいと改めて感じました。そして、稲刈りのときにはマイナスな発言なく、前向きな気持ちで臨めるようにして行きたいです。

この貴重な経験を病棟でも生かし、
 自分自身も仕事で誰かの役に立ち喜んでもらいたい

北辰病院救急2階病棟 M・O

今回の田植え体験で、毎日食べているお米のありがたさを改めて感じることができました。その理由として、お米ができるまでにはたくさんの工程と人の労力が必要だと学んだからです。お米を作るには苗を育てることから始まることを今回初めて知りました。苗をビニールハウスなどで温度管理をし、しっかりとした苗を育てなければ美味しいお米を作ることができないと調べてわかり、田んぼに植えてからお米の管理が始まると思っていた私は、この苗を育てることから始まっていると聴いて、米作りはとても時間のかかることであると感じました。

今回の田植え体験で、毎日食べているお米のありがたさを改めて感じることができました。その理由として、お米ができるまでにはたくさんの工程と人の労力が必要だと学んだからです。お米を作るには苗を育てることから始まることを今回初めて知りました。苗をビニールハウスなどで温度管理をし、しっかりとした苗を育てなければ美味しいお米を作ることができないと調べてわかり、田んぼに植えてからお米の管理が始まると思っていた私は、この苗を育てることから始まっていると聴いて、米作りはとても時間のかかることであると感じました。
その苗を今回初めて植えてみて、田んぼの土は想像以上に足がもつれ、自由に足を動かすにはかかとから動かすなどのコツが必要であることと、足の力、さらにはバランス感覚も身体を安定させるために重要であると知りました。水分を含んだ土はとても重く、足を引くのもあげるのもとても体力のいる動作でありました。今は機械で植えていくことが多いそうですが、中には手植えをしていることもあるとの事で、農家の方がこんな大変な思いをしていたのかと身をもって知ることができました。
そして、目印に沿って隣の人とペースを合わせ一列ずつ植えていく作業は 相手を気遣い助け合う事の大切さを学ばせてもらいました。隣の人がなかなか植え終わらなければ、早く終った自分が助けてあげる、又はその逆もありました。一人一人のこの助け合いがあったことで予定の時間よりも早く終えることができたのだと思います。この助け合う事の大切さを病棟でも生かし、業務が皆円滑に進むようにできたらいいなと思いました。
そして、この田植えを円滑に進められたのは、総務の方の事前の準備があったからこそだと思います。今回の田植えで普段何気なく生活している環境や使用している物などには、たくさんの人の労力を経て作られているものなのだと考えることができました。今回の経験を生かし自分も誰かに感謝されたり喜んでもらえるように仕事に取り組んでいきたいと思います。

機械農業の時代に手作業で行った田植え体験
 チームワークの大切さと農作業の大変さを身に染みて感じた

南面 介護課2階 M・N

私が通っていた高校では農業に関して勉強する事が多く、田植えや稲刈りの他に、牛を飼育する等の体験をする事ができました。その為、今回の農業体験は楽にこなせると思いました。
しかし、当日田植えをする田んぼを見て驚きました。とても広く、何面もあったのでこの人数で最後まで終わるのかとても心配になりました。実際に田んぼに入ってみると、すぐ泥に足を取られてしまい大変でした。長靴の中まで泥だらけになるくらい動きにくく、思う様に動けませんでした。その際も同期の人が声を掛けてくれたり、苗が無くなった時にも持ってない事に気づいてくれて渡してくれたりと思いやりの心を持っていると感じました。
休憩時間には色々な人と会話をし、自分が植えた苗を見て「もう少しだ!」と思いながら周辺を見渡していました。1日を通し、皆さんと声を掛け合いながら協カし、最後まで苗を植える事ができました。少し曲がってしまった箇所もありますが、自分の中では良く出来たと思っています。
大変でしたが、同期の人達と貴重な体験が出来て良かったと思っています。この体験を通し、今まで何気なく当たり前の様に食ベていたお米は、一つ一つ人の手で丁寧に育てられ、私達のもとに届くと思うと、農業はとても大変で甘くない事だと思いました。高校で学んだ事よりもずっと大変な作業でした。
また、何かをみんなで作り上げ、やり遂げるチームワークの大切さも学ぶ事ができました。これから仕事をこなしていく上でチームワークは欠かせません。私は少し人見知りの部分があり、慣れるまでにとても時間がかかりますが、チームワークはコミュニケーションも加わってきます。今回の田植えの様に声を掛け合いながら作業する事にも、言葉を発し相手にしっかり伝わる様に話すのが重要になってきます。皆さんと少しでも多くコミュニケーションをとれる様に努力し、仕事でしっかり協力し熟成者が気持ちよく過ごせる環境作りに励みたいと思いました。
また、農業体験で感じた思いやりの心を大切にし、仕事にも活かしていきたいと思います。
最後に、今は田舎でも田植えは全て機械で行なっている為、あまり手作業で田植えをする所を見る機会がなくなりました。実家の田んぼも田植え、稲刈り、脱穀など全て機械で行なっていました。昔ながらの方法でやる事、より一層農業の大変さを身に沁みて感じる事ができました。貴重な体験をさせて頂き本当にありがとうございました。

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